2015年5月12日火曜日

vol.828 「症例紹介:腰痛」

約5年以上も前から、
片側の「 尾骨 」周辺に痛みを感じると
六整骨院ホームページを見て
来院していただきました。

症状としては、
起床時に一番痛みを感じるらしく、
時間経過とともに痛みが治まっていくとのこと。

しかし、
昨日からいつもより急に痛みが増してきたということで
六整骨院へ来られました。

入って来られる動作は、
片足を軽く引きずるように慎重に歩かれ、
座る時も痛みをかばってスローな動きです。

問診、検査を終えて
身体全体を診させていただきました。

この方の大きな原因は、
「 内臓の癒着 」でした。

まずはこの癒着を取り、
その後もう1箇所治療をし
初日は終了となりました。

昨日2回目の来院時には
背筋を伸ばしてスムーズに歩いて来られました。

症状としては、
翌朝に軽く痛みを感じましたが
その後はほとんど痛みを感じなかったと。

この痛みを5年以上も抱えてこられ、
一生付き合っていくかもと考えれられていたようです。

今回の症例のように、
痛みがある場所 = 痛みの原因ではないことが多々あります。
 
その場所から” 離れたところ ”に犯人がいることは
決して珍しいことではありません。

例えば、
変形性股関節症といって、
いつも股関節を治療するわけではなくて、

そのほとんどは別の場所を治療して、
変形性股関節症の痛みを改善させます。

痛むところの治療を受けても
なかなか症状が改善されていない方は、
痛みの原因が他の場所にある可能性があります。

少しずつではありますが、
これまでとはまた違った角度から身体を評価できるようになってきました。
 
全ての症状がスムーズに
改善しない場合もありますが、
 
” 学び ”を続けることで
たくさん得ることができています。
 
今、この環境にいることに感謝しています。
Iさん貴重な学びをありがとうございました。 
 
■ご予約、ご相談は
(075)841-6666 まで
 
※今回の症例は「マッケンジー法」ではありません。