2015年5月12日火曜日

vol.827 「症例紹介:肩の重だるさ」

1週間前から
両肩の重さ、ダルさ、頭痛で辛いと、
六整骨院へは
お知り合いの方からのご紹介で来院されました。

入って来られる時の姿勢が
やや前かがみになってます。

そのことを聞くと、
普段はもう少し姿勢は良いらしく、
「両肩の重さでこの姿勢が楽です」と。

問診、検査を終えて
身体を診させていただきました。

症状の原因を特定してから
患者さんに深呼吸をしてもらったのですが、
案の定「 肺 」が大きく膨らんできません。

評価の結果、
「 横隔膜 」に強い制限があり、
これを解放しました。

その直後に
患者さんと先程の深呼吸と比較して、
大きく「肺」が膨らむようになっていて驚かれていました。

患者さん曰く、
昔から呼吸は浅いらしく、
大きく息を吸いづらいと。

その後、
両肩の症状を確認してもらって、
「軽くなっています」と喜ばれておりました。

今回の症例のように、
痛みがある場所 = 痛みの原因ではないことが多々あります。
 
その場所から” 離れたところ ”に犯人がいることは
決して珍しいことではありません。

例えば、
変形性膝関節症といって、
いつも膝を治療するわけではなくて、

そのほとんどは別の場所を治療して、
変形性膝関節症の痛みを改善させます。

痛むところの治療を受けても
なかなか症状が改善されていない方は、
痛みの原因が他の場所にある可能性があります。

少しずつではありますが、
これまでとはまた違った角度から身体を評価できるようになってきました。
 
全ての症状がスムーズに
改善しない場合もありますが、
 
” 学び ”を続けることで
たくさん得ることができています。
 
今、この環境にいることに感謝しています。
Hさん貴重な学びをありがとうございました。 
 
■ご予約、ご相談は
(075)841-6666 まで
 
※今回の症例は「マッケンジー法」ではありません。