2015年4月28日火曜日

vol.810 「症例紹介:肺の制限」

先日、
久しぶりに来院された患者さんから、
「肺炎になってしまって会社を休んでいました」と。

その話しの流れで、
左右の肺の動きを確認させていただきました。

肺炎になった
片側の肺の膨らみ方が弱くて、

ご本人にも
「こっちの方があまり膨らんでませんね」と
確認していただいてから問題の制限を取りました。

その直後の深呼吸で、
風船がより膨らむような感覚があり、

先程の肺の膨らみ方よりも
さらに大きく膨らむようになっています。

患者さんにも大変喜んでいただいたのですが、
肺の制限が解放されるということ、

人間が生きるうえで、
必要不可欠な酸素をより多く体内に取り込めるということは

身体の基礎を作るうえで非常に重要ですよね。

このように運動器以外の呼吸器にも
アプローチができ、治療家としても幅が増し、

少しずつではありますが、
これまでとはまた違った角度から身体を評価できるようになってきました。
 
全ての症状がスムーズに
改善しない場合もありますが、
 
” 学び ”を続けることで
たくさん得ることができています。
 
今、この環境にいることに感謝しています。
貴重な学びをありがとうございました。 
 
※今回の症例は「マッケンジー法」ではありません。