2015年7月15日水曜日

vol.935 「症例紹介:肩の痛み」

他の医療機関で、
1年ほど肩のマッサージを受けても
症状が改善しないと来院されました。
肩の動きに強い制限があり、
それに伴って肩周囲に痛みがあります。
 
お話を聞くと、この肩の痛みで
日常生活に支障をきたすほどで、
 
ワイシャツに袖を通す時にも
肩の痛みで着にくいと。
 
 
まずは身体全体を評価し、
いくつかの問題点を探し出し
 
・手術歴があったのでその場所を解放し
・足にも問題があるのでそこも解放
 
この2つを解放した後は
先程の肩の制限は全く無くなっていました。
 
この時点で痛みは半分以下になり
初日を終了しました。
 
2回目の来院時には
「ジムでバーベルを少し上げられるようになりました」
と喜んでいただき、
 
この日も2箇所の制限を解放し、
さらに肩の痛みが減ってるとのこと。
 
その後の通院で
「バーベル上げる時には全く痛みを感じません」と。
 
全てのアプローチで
私は患者さんの肩に一切触っておりません。
 
今回の症例のように、
痛みがある場所 = 痛みの原因ではないことが多々あります。
 
その場所から” 離れたところ ”に犯人がいることは
決して珍しいことではありません。

例えば、
変形性膝関節症といって、
いつも膝を治療するわけではなくて、

その多くは別の場所を治療して、
変形性膝関節症の痛みを改善させます。

痛むところの治療を受けても
なかなか症状が改善されていない方は、
痛みの原因が他の場所にある可能性があります。

少しずつではありますが、
これまでとはまた違った角度から身体を評価できるようになってきました。
 
全ての症状がスムーズに
改善しない場合もありますが、
 
” 学び ”を続けることで
たくさん得ることができています。
 
今、この環境にいることに感謝しています。
Yさん貴重な学びをありがとうございました。 
 
■ご予約、ご相談は
(075)841-6666 まで
 
※今回の症例は「マッケンジー法」ではありません。