2012年11月30日金曜日

vol.18 「セルフコントロール」

「関東から二日間実家に帰省する家族を診てほしい」と、
ご家族の方から予約をいただいた。

症状は、6ヵ月前から肩の可動域制限をともなった痛みで、
整形外科では”五十肩”と診断され、
ご近所の接骨院では主にマッサージを受けられていた。

痛みは以前よりは軽減しているが、
肩の可動域制限は変化がないと。


症状として、安静時痛はなく、肩のほとんどの動作で
可動域の制限をともなった痛みが出現する。

”きっかけ”として、細かい作業中に
手の指→手首→肘→肩の順で症状が出現したと。

その問診情報をヒントにアプローチ。
1つの動作を除き、それ以外の可動域と痛みが改善された。
その日はエクササイズを処方し終了。


2回目(翌日)
ご本人から「忙しくあまりエクササイズできなかった」と。
症状を診ると、問診時の症状に逆戻りしていた。

改善されていた症状が逆戻りしたことで、
エクササイズを行うことの重要さを理解していただけた。

遠回りにも思えるが、”今の症状には何が必要か”を
患者様が理解することが大変重要。

エクササイズの重要さを認識していただき、
帰られてからも積極的に行っていただいていると想像する。

後日、患者様のご家族の方から、
「これまで手の届かなかったところにまで手が届いてるようです」と報告を受けた。

与えられた二日間で、
ある程度症状が改善されて内心ホッとしている。

 
■五十肩 などの肩の痛みで、
・自分で治したい方
・根本的に治したい方
・再発を予防したい方
 (痛みを繰り返している方)など

六整骨院では
この様な方々にも「マッケンジー法」をおすすめしております。

☆六整骨院診療のご案内

■六整骨院は京都の医療機関で初めて「国際マッケンジー協会認定資格」を習得しております。

■H25、8月現在、京都府下の医療機関で「国際マッケンジー協会認定資格」を
 取得しているのは六整骨院のみです。

■ご予約、ご相談は
(075)841-6666 まで

2012年11月26日月曜日

vol.17 「お約束なChaco」

ごく少数のChaco好きな方にお送りする日記です。
犬がお好きな方もお付合いください。
 
いつものように大好きなおもちゃで遊ぶChaco
Chaco「ガジ!ガジ!」
そこに私が居ないことに気付くと
Chaco「ん!!親父は?」
受付 「知らんで」
Chaco「あれ?親父どこ行ったん?」
受付 「いつもの部屋ちゃうか」














Chaco「やっぱりここかいなぁ~」
    「はよ上げてんか~」













Chaco「ほなおやすみ~」









このように私が机で用事をしだすと必ず膝元に
来て寝ます。

これが少し邪魔であり、至福の時でもあります。

2012年11月25日日曜日

vol.16 「二人三脚」

約1年前に転倒してから腰に痛みを感じると、
80代の方が来院された。

姿勢と歩行に癖があるのと、
検査で片足の筋力が入りにくいことが判明。

足の力が入らないことに驚かれながらも、
つまずくことが多かった原因が判明し納得された。

初診時で1~2/10程度しか足の筋力がなく(反対側との比較で)、
真直ぐに歩けず、よくつまずきそうになってたのが、
4回目以降少しずつではあるが筋力が戻ってきた。

年齢のことを考えると、
”つまずく”→”転倒”→リスクが高過ぎる。

腰痛を診るのはもちろん、
それ以上に足の筋力を診るのに集中した。

ある程度の期間集中して通院していただいた結果、
今では8/10まで筋力も戻り、
何年振りかに真直ぐ歩けるようになられた。

動作による腰痛もほぼ感じることがなくなってきて、
患者様も喜んでおられた。

年齢的にアプローチは慎重に行った。
患者様にもそのことを伝え納得いただけた。

期間は少し経ったが、
患者様と共に目標をクリアできてホッとしている。

 
■椎間板ヘルニア などの腰痛で、
・自分で治したい方
・根本的に治したい方
・再発を予防したい方
 (痛みを繰り返している方)など

六整骨院では
この様な方々にも「マッケンジー法」をおすすめしております。

☆六整骨院診療のご案内

■六整骨院は京都の医療機関で初めて「国際マッケンジー協会認定資格」を習得しております。

■H25、8月現在、京都府下の医療機関で「国際マッケンジー協会認定資格」を
 取得しているのは六整骨院のみです。

■ご予約、ご相談は
(075)841-6666 まで

2012年11月16日金曜日

vol.15 「恩師」

私はこれまでいくつかの治療所で勉強させていただいた。

どの治療所もマニュアル化された中で、
頭で考えなくても、自然に体が患者様に対して反応していた。

患者様から
「腰が痛いんです」→「腰マッサージ」
「膝が痛いんです」→「膝マッサージ」と

目的地もなく、敷かれた線路の上を黙々と走っているようで、
脱線しようものなら修正され、また目的地のない線路を走っていた。


進む道を変えようと決めた時に、
S整骨院のH院長に声をかけていただき、お世話になることになった。

H院長に言われたことは
「患者様は担当制」
「自分の好きなようにやっていい」
後にも先にもこの2つだけ。

有難い言葉を頂戴し、
マッケンジー法の講習会への参加許可も頂けた。

目の前の症状に頭を使い、
自分の考えのもとにアプローチする。

失敗も多く、少なからず患者様も減ることもあった。
そんな状況でもH院長は何も言わず私を使っていただいた。

目的地を決め、自分で線路を敷くことが重要だ。
それが今の独立にも間違いなく繋がっている。


今思えばあの頃は充実した日々だった。
H院長にいつかは恩返しできればと思っております。

日々感謝

2012年11月11日日曜日

vol.14 「Chaco」

このブログを見ていただいてる友人から
「内容が固いよ」とご意見を頂戴したので、

今回は全く治療所とは関係のない
愛犬を紹介させていただきます。

 
Chaco(イタリアン・グレーハウンド♀)2歳3ヵ月、体重4kg
イタズラ好きで、わがままで、甘えん坊の娘です。
 



 
短毛の犬種なので、夏は比較的大丈夫です。
今年の夏も休日はドッグランへ出かけておりました。
 
足の皮が剥けたり、軽い熱中症などプチハプニングもありましたが、
ドッグランでは走りまくっております。
 
 
しかし、最近少しずつ寒くなってきているので、
動きが鈍くなり、朝もお布団から出てきません。
春、夏の朝は玄関まで見送ってくれるのですが、
寒いシーズンはこの様に目で「いってらっしゃい」と言ってくれます。
 
どちらにせよ可愛い娘には変わりません。
親バカです。
 
 
 

 

2012年11月10日土曜日

vol.13 「症状と向き合う」

約1年前から、
特にきっかけもなく手首に痛みを感じると。

当院へはご家族の方の紹介で来院された。

整形外科の診断では「はくり骨折」。
治療としては固定と電気治療を受けてこられた。

その後、お知り合いの方から
紹介された接骨院にも通院されたが症状は改善されなかった。


手首の症状は、いくつかの動きで痛みが発生するが、
関節可動域の左右差はなく、安静時には痛まないという。

問診情報で、普段の腕の使い方に特徴があったので、
その情報をもとにアプローチ。

痛みを伴いながらも、少し時間をかけてアプローチすると、
先ほどの動きでは痛みが出なくなった。

痛みの原因は関節のズレだった可能性が高い。


今回の症例で改めて感じたことは「診断」の重要さである。
患者様は「はくり骨折」という診断を受け、
いつか手首が動かなくなるのではと常に不安がられていた。

あまり「診断名」に左右されずに、
常に目の前の症状と向き合っていきたいと思う。

■このような関節の痛みでお悩みの方で、
・自分で治したい方
・根本的に治したい方
・再発を予防したい方
 (痛みを繰り返している方)など

六整骨院では
この様な方々にも「マッケンジー法」をおすすめしております。

☆六整骨院診療のご案内

■六整骨院は京都の医療機関で初めて「国際マッケンジー協会認定資格」を習得しております。

■H25、8月現在、京都府下の医療機関で「国際マッケンジー協会認定資格」を
 取得しているのは六整骨院のみです。

■ご予約、ご相談は
(075)841-6666 まで

2012年11月5日月曜日

vol.12 「ARGO」

先日、「ARGO」という映画を観に行ってきた。
1979年の、「イランアメリカ大使館人質事件」を題材にした映画である。

私は「実話」の映画が好きで、

「フェイク」
「インサイダー」
「アメリカンギャングスター」

など、映画を観終わってからDVDまで購入して観ている。
特に「インサイダー」のアル・パチーノの演技は素晴らしい。

これまでの「実話」映画同様(以上といっても)、
「ARGO」も常に良い緊張感を持って観ることができた。

内容を説明することはできないが、
”決断”する力を感じることができた。

やはり作られた脚本の映画よりも、
「実話」となると観方が変わってくる。

私自身も発言、行動など、
より責任感を持たないと。


「ARGO」素晴らしい映画であることは間違いない。

DVDはいつ発売するのかが
楽しみであり、待ち遠しくもある。